監督:タル・ベーラ
出演:ボーク・エリカ、デルジ・ヤーノシュ
製作:2011年 ハンガリー、フランス、スイス、ドイツ
サロンシネマにて鑑賞。
不思議な映画。
どことも知れない、いつの時代なのかもよくわからない、荒涼としてやたらビュービュー風の強い人里離れた土地で父と娘と馬が暮らしている。
ある日、馬が動くのを拒んでしまってからの数日間が描かれている。
右腕の不自由な父親の着替えを手伝って、茹でたじゃがいもを毎食1個ずつ食べる毎日。
焼酎を分けてくれと尋ねて来る男がいたり、数人の男が乗った馬車が通りがかって井戸の水を飲んでひと悶着あったりして、なぜだかある日井戸が涸れる。父と娘は荷物をまとめて出て行こうとするが、なぜだか引き返して来る。
そしてなぜだか世界は真っ暗になる。わけがわからない。
世界の終わり?
おもしろいとは言えないしよくわからないのだけど、ただならぬ雰囲気があって、なんだかひっかかる映画。
★★★☆☆