出演:ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス
製作:2012年 アメリカ
バルト11で鑑賞。
「マグノリア」の公開当時、映画館で観た時はそれほど感心した覚えもないが、2~3年前にDVDで見直したらとんでもなくおもしろくて、こりゃいけると「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を観たらこれまた大傑作で、ポール・トーマス・アンダーソン監督は私にとって「まちがいない」監督のひとりとなった。(でも「パンチドランク・ラブ」は私にはいまひとつ)
そしてやって来た新作「ザ・マスター」、もう期待しまくってドキドキしながらバルト11のレイトショーに向かったのでした。
そしたら、、、なんじゃこりゃ!?
ホアキン・フェニックスホラー?
もう、劇中のホアキンがいつ何をしだすかこわくてこわくてビクビクしました。
フィリップ・シーモア・ホフマンもずいぶん胡散臭い役で登場して、この二人から目が離せなくなりました。
さらに、美しい、と言っていいのか、ホアキンが畑を走って逃亡するシーンや砂漠でバイクをかっ飛ばすシーン、砂浜で女性の裸をかたどった砂山にホアキンが寄り添うシーンなどうわぁ~と感嘆の声を上げたくなった。あんなおっさんどものシーンがなぜああも印象的なんだろうか。
これはもう一回観ねばならんな。
★★★★☆